内容的にネタバレ食らってどうこうっていうものでもないよね…と思いつつも初日鑑賞組の皆さんが余りに楽しそうだったので2日目の朝一でチケ取って行ってきました。
一言で言うと「うん、よかった」。
OPの2ndVisionロゴからもう涙腺がやばかったのは我ながら早すぎだとは思いましたがw
感想と言ってもどの辺から書けばいいのかなと思いつつ、ついったの方でまず書いたのはこれ。
「ぶっちゃけファンムービーと言ってしまっていいと思うしお話もびっくりするくらいベタ。でも…じゃなくてそれゆえに、やるべきこと(Pの見たいもの)を正面からきっちりやってくれたことはPの1人としてとても嬉しいことでした」
ストーリーは予告からも伺える通り、一言で表すなら「合宿やってミリオンの子ともいろいろあったけど無事アリーナライブできました」っていうまさにそれだけ。ただ、その中でのディテールの積み重ねが一見シンプルな物語に血肉を与え、多くのPを魅了しているのは間違いありません。
ということでまずはドラマの方から。
その中心に据えられたのは我らが天海春香さんと、ミリオンライブからは矢吹可奈ちゃん。春香に憧れて芸能界に入った可奈の挫折と復活、765プロのリーダーとして、また先輩として可奈を救うのか救わないのか/どう救うのか、という春香の逡巡と決断。そこに流れるのは「765らしさとは何か・それをどう受け継いでいくのか」という「継承の物語」。可奈ちゃんはもちろん、志保ちゃんもいいんだよねぇ(しみじみ)。あと熟年夫婦の趣さえ感じさせるはるちはの安定ぶりがすごいw
そして忘れてはいけない、「律っちゃんのP専念宣言」というもう1つの「継承の物語」。バネPのハリウッド行きももしかするとこれをはっきり印象付けるための仕掛けだったのかもな…とさえ思えます。合宿ラストのごまえーに、アリーナライブ直前にあずささんから贈られた言葉と「みんないっしょ」の証である赤いバラ(だよね?)。律子Pでない自分でさえ胸にこみ上げるものを感じた名シーンでした。その意味を身をもって知ることになるのはもしかしたら来月のSSAかもしれない、と考えると「ああああ…」ってなってしまうのもまた事実ではありますが。
作画の方はスケジュールのこともあってだろうけどライブパート以外は「ん!?」な箇所もあったけど、概ね良し(BDでは直ってるといいな…。謎のぬるぬる作画はちょっと面白かった)。アリーナは一部CG採用でしたが、超ロングとか手書きはナンセンスよねとも思うので上手く使い分けられてたと思います。
感想ニコ生を聞いてるとまだまだ見落としてるところは一杯あるよなぁという感じでしたので、近日中に2回目観に行けるようにしたいなと日程算段中です。
時間の関係もあってバルト9で観てきました。うお、ここシンデレラガールズのCMやってるやん!!
大枠は1回目で把握したので細かいところにもちょっと気を配りつつの鑑賞となった2回目でしたが、「ああ、これってこういうことよね…」というちょっとした心の動きみたいなものがいろいろと伺えたのは大変面白かったです。冒頭の劇中劇『眠り姫』もアクションとしてはかなりすげーことやってるわけですが、本編はそれとは全く対照的な「静のアクション」というか。ちょっとした所作にいろんな意味が込められた、ものすごく濃密な作品だなと改めて実感させられた次第。
そしてその積み重ねがあった上での『M@STERPIECE』なんだよね。正直、1回目は「うん、確かにすごい。でもいまいちティンと来ないな」と思ってたのです。でも今回は「そう、これだよ!これなんだよ!!」という。もうイントロから涙腺決壊してましたからね。
あと、感想ブログ巡ってるとそれなりに言及もあり某ニコ生でもたびたび話題になる所謂「可奈子問題」(ひどい)について。
「あれってギャグっぽくね?」という感想もちらちら見受けられたのですが、可奈にとってみれば「ダンスうまくいかない→逃避行動の過食→デブる→こんなんじゃもう人前に出られない→逃避(ry」っていう割と深刻なダメスパイラル状態なわけで。この辺は年末年始の実家暮らしで丸々太って帰ってきた某アイドル活動アニメと一緒にしちゃうとアレよなという気はします。
そしてライブパート、イントロに乗ってハンドクラップで登場するしほかなで涙ですよ!!!!
なので誰かしほかなの薄い本オナシャス!!!!ぶつぶつ文句言いながら可奈の居残り特訓に付き合う志保とか終電逃しちゃって志保の家にお泊まりする可奈とかそんな感じでぜひ。MBFで買いに行きます。いやマジで。